□ 「オオデマリ」? 「ビバーナム」? よく間違えられるこの違いとは・・・(スイカズラ科の深み)2009年04月05日

園芸店などで見かけられて人気のある植物に
「オオデマリ」と「ビバーナム・スノーボール」があります。

園芸通の方ならばすぐにおわかりかもしれませんが、
この二つの植物、よく「違い」は何かと聞かれます。

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オオデマリ(画像右側)
Viburnum plicatum
別名:テマリカンボク

ビバーナム・スノーボール(画像左側)
Viburnum opulus
別名:セイヨウカンボク

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花が割とよく似ているし、
たしかに同じ科だから間違われても仕方がありませんね。

でも大きな違いがあります。それが画像に見てとれる「葉」です。

オオデマリは葉にきっちりとシワがあり、比べると少しだけ固い感じがします。

一方のスノーボールは葉の形がアイビーの様な掌状で、かなりやわらかな印象です。

花も葉も、比べるとフニャフニャと柔らかでやさしい雰囲気です。

それから比べてスノーボールは花房が多くつくと思います。

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と、こんな感じで私なりにまとめてみました。


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でもこれだけじゃないのです。

このスイカズラ科の仲間、他にも

ビバーナム・ティナス
Viburnum tinus
別名:トキワガマズミ

やら

(いわゆる)ガマズミ
Viburnum dilatum

やら・・・

どれもこれも葉の雰囲気が結構異なります。

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皆様も素敵なビバーナムが見つかった際は
是非よく観察してみてください。