切花・トルコキキョウの魅力 ― 2009年10月02日
秋分の日も過ぎて陽が短くなり
深まる秋に人それぞれ感じるものがあるかと思われます。
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写真の花はトルコキキョウです。
ボヤージュグリーン、ラフォリア、ミンク、セレモニーライトピンク、シュークリーム。。。
5つの品種が写っているの、わかりますか?
今の時期は特に数多くの品種が市場にあり、
くさばなのーとでも店頭を華やかに彩っています。
実際ここ最近は季節感が薄れています。
というのもほとんど一年中生花市場で手に入れることができるからです。
個人的には「一年中手に入る」というのは不自然と感じてしまいますが、今はそんなことを言っていられない時代。
春には春向きな「ハルウララ」など素敵な品種もあります。
これはもう楽しまなければ損ですね☆
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ちょっと(?)だけトルコキキョウのお話。
1本の茎にたくさんの花がついているトルコキキョウ。
お値段はちょっぴり高い時もありますが、花の数から考えたら
実はとってもお得な花♪
そんなトルコキキョウの切花のツボミは、
農家での採花以降、開いていくことはほとんどありません。
そして驚くことに? この花はバッチリと「咲いている花が長持ち」するのです。
ですからトルコキキョウを購入する際は、
咲いている花が多い物を選ぶとより長く楽しめるかもしれません。
※ご自身でバケツから抜くと茎や花がポキリと折れてしまいますので
なるべくお花屋さんに選んでいただきましょう※
(最近一部の生産者が、栽培の早い段階でツボミを取り、1本の茎に2~4花だけをつけてとても大きな花をながーく楽しむ、というシリーズも出荷しています)
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水あげはとっても簡単☆
茎をポキリと指で折るか、きれいな刃物で切ってきれいな水に活けるだけ。
どの部分でカットしても楽しめる花ですので、器選びに迷うこともそうそうありません。適度に葉をむしって通気性をよくすると良いです。
それからトルコキキョウもエチレンガスの影響を受けることがあります。
飾る時は、できるだけ枯れた物や熟した物の近くに置かないようにしましょう。
つまり飾りっぱなしではなく、お手入れもキチンと!
主役にも、引き立て役にもなる素敵な花。
みなさんも是非楽しんでみてください!
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通称:トルコキキョウ(トルコギキョウ)
別名:ユーストマ ・ リシアンサス ・ テキサスブルーベル など~
学名:Eustoma grandiflorum (日本で流通しているのはほとんどコレです)
リンドウ科 ユーストマ属
トルコキキョウという呼び名の不思議。。。
トルコ関係ないし(原産はアメリカ)、キキョウ科でもない。
トルコ石の色もかなり花色とはかけ離れているし、形はまぁキキョウの花に似ていなくはないですが・・・。
花がトルコのターバンに似ているからなんて説もありますが、これも怪しい・・・。
長くなりましたが今回はトルコキキョウの紹介でした。
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